リモートワークとか在宅勤務を希望する理由として、まずパッと思いつくのが「育児」や「介護」ではないでしょうか。
実際に、リモートワーク制度を導入している企業では、リモートワークをする条件として、育児や介護を挙げているところも多いです。
そんな中、私が「これからはリモートワークで働いていく!」と決めたのは27歳のときでした。
結婚1年目、子供はまだおらず、両親もまだ健康で介護の心配も特になし。
リモートワークをしたい理由は、「育児」でも「介護」でもなく「自分のため」でした。
今日は私がなぜリモートワークという働き方を選択したのかをつらつら書いていきたいと思います。
どうぞお付き合いくださいませm(_ _)m
リモートワークに興味をもったきっかけ
会社員時代、当時もってた仕事がほとんど一人で完結する仕事ばかりで、会社に来ても誰とも話さないことが多々ありました。
また、同僚でひたすら独り言をぶつぶつ喋っていたり、社内をうろうろして注意力散漫な人がいて、その人の一挙手一投足にイラつくことが多かったので、「これ会社来る必要なくね?どうせ一人で仕事してるんだし」と思ったのがきっかけでした。
それから、リモートワーク導入で助成金が出ることや、交通費の削減シュミレーションを提出してみたりして社長を説得し、リモートワーク導入が決定。
めでたく週1出社、週4在宅で仕事できる環境を勝ち取りました。
で、これがまー快適快適。
他の社員たちから「あいつサボってるんちゃう?」みたいなこと思われたくないので、今まで以上に仕事を頑張り、生産性も上がる。
昼休みにはベッドで昼寝もできるし、仕事を早く終わらせればスーパーの夕方タイムセールにも間に合う。
変な同僚の奇怪な行動にストレスを溜めることもなく、自分のペースで仕事ができるので、まさにリモートワークは私にとって理想的な働き方でした。
一人でやる仕事と、チームでやる仕事では、在宅勤務のやり方は大きく変わる
リモートワークを始めた当初は、一人で完結する仕事をしていたので、働く場所が会社から自宅に変わったという程度で、特に不便なく仕事をしていました。
でもしばらくして、チームで動く仕事をやることになると、色々苦戦することも出てきました。
メンバーの予定によって、自分で想定していた作業のペースが狂ったり、ちょっとした認識合わせができなかったり。
自宅にいると自分だけ認識がズレていたとしても、気づかなかったりするんですよね。
会社にいる他のメンバーたちは軽く会話してズレを解消してたりとか。まあ、それをこっちにも共有してくれよ!って思うんですが。
今までみんな社内にいた状態で仕事をしていた人たちが、すぐにリモートワークを受け入れる事って案外難しいんですよね。
次の日からスムーズにリモートワークができるわけじゃない。
「あいつどうせ家でサボってる」って文句いわれたり、コミュニケーションがうまくいかなかったり。
必ず不便なことや文句が出てくるんですよ。
そういった問題点や不満を解消するために、例えばちょっとした会話で済ましていたことをチャットで行うようにするとか、情報共有の方法を工夫するとか、改善することはいっぱいあるわけです。
リモートワークをする人も、社内で仕事をする人も練習・準備が必要だと思う
リモートワークで生じる問題点とか不満を、最初からすべて予測して対処する事は不可能だと思います。
だから、どうすれば離れた相手にうまく伝わるか、離れていてもスムーズに仕事が進められるかを考えて改善していく練習期間が必要なのでは?と思うのです。
そしてその練習は、育児や介護で本当にリモートワークが必要になってからではなく、心の余裕もあり、時間的拘束も少ない27歳の今のうちにしておくべきなのではと思ったわけです。
それからは、色々あり当時の会社を辞める事になるのですが、第一優先はリモートワークをすることと心に決めて、就職活動をしてみたり独立準備をしていました。
結果的にフリーランスとして独立することになって今に至るのですが、今はお客様との打ち合わせなどで外出する以外は完全に在宅で仕事をしています。
クライアントとのやりとりもチャットや電話を駆使してリモートで仕事をし、日々より良い進め方を模索する毎日です。
まとめ
子供が生まれたり、家族の誰かが介護が必要になったとき、在宅で仕事をしたいと思うのは当たり前だと思うんですよ。
でも、リモートワークでそれなりのパフォーマンスを出すには、練習期間が必要なんですよね。
チームでの仕事ならなおさらです。
大切な家族の育児や介護のせいで仕事ができないとか、仕事のせいで育児・介護ができないとか絶対嫌じゃないですか。
だから将来のために、子供もいない&家族もまだまだ元気な今、私はリモートワークを選択しました。
みなさんはどんな選択をして今の仕事をしていますか?