私は、2016年8月〜10月のあいだ転職活動をしていました。
前職の退職理由としては、おおきくまとめると「これ以上ここにいてもスキルアップは見込めない」「リモートワークができなくなった」の2点です。
会社に対していろいろ思うところはあったのですが、とくにリモートワークができなくなったことが大きいですね。
まあ、うだうだ考えてもストレス溜まるだけだし無駄ですからね、サクッと退職の意思を固めて転職活動をスタートしました。
転職活動をするにあたり、軸にしたのはこれまでの経験・スキルが活かせること、自分が伸ばしたい分野のスキルアップにつなげること、ワークライフバランスについて相談できる環境があることの3点です。
今日は、この転職活動を通して、感じたことや考えたことをつらつら書いていきたいと思います。
「リモートワークの制度がある」企業の探し方
まずは条件に合いそうな転職先を探すことから始まるのですが、私が最初に使用したのが「Find Job!」という転職サイトです。
リモートワークOKの求人もいくつかあるので、IT・Web系のエンジニアやデザイナーの方にはオススメです。
Find Job!では勤務地の選択リストに「在宅」という項目があるので、勤務地=在宅で条件を絞って探したり、転職エージェントに相談してリモートワーク制度のある求人情報を紹介してもらいながら、「スキルアップができそう」「リモートワークについて相談できそう」ないくつかの企業に絞り応募していきました。
履歴書のその他欄にもしっかり「在宅勤務について相談させていただけると幸いです。」と記載していましたが、書類選考はどれもあっさり通過させてもらえました。
職務経歴書をしっかり用意したのとポートフォリオサイトを公開しておいたのがよかったのかもしれません〜
こうして条件に合いそうな会社を探し、いくつかの会社で面談をしてきました。※前提条件として、リモートワーク可の明記してある会社にのみ行ってきました。
面談で企業から言われて印象に残ったこと
スピード感が落ちる気がする
これはいくつかの面談で言われました。たぶん転職活動中、一番聞いた言葉だと思います。
顔を合わせての認識合わせが必要な場合もあるので、必要に応じて出社するのは分かるんですが、「リモートワーク=スピード感が落ちる」というのは偏った意見なのではないかなーと思ったりします。
私がリモートワークで自分の生産性が上がるなーと思うときベスト1は、集中して作業しているときの頭上から「ちょっといい?これなんだけどさー・・・・」がないこと!!!!!
会社にいると絶対なんかしらの理由で声かけられるんですよね。
アポなしの急な打ち合わせや相談、突然言ってくるくせに「大至急お願い!今日中に!」という依頼・・・話しかけてくる方はそりゃその場にいる方がすぐ依頼できるし、口頭でペラペラ言うだけでいいので、そりゃ楽だしスピーディーだと思うんでしょうが。
話しかけられる方からしてみれば一旦作業が中断するんですよね。
リモートワークをすると急に声かけられて中断することがないので、こちらの作業スピードは上がるわけですよ。
逆に、今まで口頭でペラペラ楽に伝えてた人たちからすると、メールやチャットで文章で伝えなければならなくなったり、作業中でもおかまい無しの「ちょっといい?これなんだけry」もできなくなったりと、スピードが下がる!!!と感じるわけです。
ようするにリモートワークでのスピード感って一長一短なんですよね〜。
おそらくこの採用担当の人が言っていた「スピード感」というものは、頼まれる方の「スピード感」の犠牲の上に成り立つのです。
ちなみに他の会社ではこんなやりとりもありました。
したことないけど、スピード感が落ちるのは想像つくよね。
リモートワークをやってないのに、やたら否定的な人もいらっしゃいました。
生産性が下がるかも?と躊躇するのは分かるんですが、「生産性下がる(キリッ)」って断言しててもしょうがなくないですか?
どうやれば、生産性を下げないでリモートワークができるのかを相談したいんですけど…という思いをオブラートに包みつつ話しましたが、「生産性下がる(キリッ)」の一点張りであまり伝わらなかった会社もありました。
※冒頭でも記載しましたが、面談していただいたのはリモートワーク可と明記している会社です。
「リモートワークはエンジニアだけしかできないです」
求人票に「リモートワークOK」と書いてあったとしても、見えない職種制限がかかっていたりする場合もありました。
この会社では「エンジニア=リモートワークOK」で「デザイナー=リモートワークNG」でしたが、他の会社では「エンジニア=リモートワークNG」で「デザイナー=リモートワークOK」という全くの逆パターンもありました。
同じデザイナーという職種でも、会社によってやることや範囲が微妙に違うのは当然ですが、会社ごとにリモートワークに適する・適さないの判断はさまざまなようです。
まあなんにせよ職種制限あるならそう書いてほしい。
「やりたいことをやりたいなら、家庭は犠牲にしないとできないよ」
これ、転職活動中に一番びっくりした言葉でした。
残業とかあるし。
…どうしても仕事に比重が寄りがちな中で、少しでも家のこととのバランスがとれるのではないかと思いましてリモートワークを希望しています。
もちろん場合によって残業が発生することは理解しています。
まあ相談にはのれるとは思いますが。
このあとずっと不機嫌で、「うわこれ完全に不採用だな」って丸わかりの対応をされました。
求人ページに、ワークライフバランスを大切にします、リモートワーク可って書いてあったんだけどなー
責任を持って仕事しつつ、通勤の負担軽減や家庭とのバランスを保つためにリモートワークを導入してるんじゃないの?
私の言い方が気に触ったのかもしれないですが、リモートワークの希望を伝えただけで結構ムッとした顔をされたので、少し戸惑いました。
これがリモートワーク不可の会社であれば、否定的な反応でもしょうがないかと思いますが、この会社はリモートワーク可と書いてあったので。
そもそも、「家庭を犠牲にしないとやりたいことはできない」とは私は思わないので、まあそういう考え方の会社なのだなと受け止めましたが。
リモートワークできるとかできないとか以前に、こんな会社嫌ですwなんで家庭犠牲にしなきゃいけないのww
転職活動でリモートワークを希望してはいけないような雰囲気
いくつかの企業と面談をしてもらいましたが、採用面接の場で「リモートワークをしたい」と伝えるとあまり良い印象を持ってもらえませんでした。
私ももちろん志望動機は他にもいろいろ述べていて、そのうちの一つとして「リモートワーク」をあげたのですが、あまりいいように捉えてもらえなかったように思います。
求人情報に「リモートワーク可」「在宅勤務可」「ワークライフバランスを重視しています!」と記載されていたから応募したのに、自分からリモートワークについて聞いてはいけない雰囲気があるのは何故なのでしょうかね。
やる気ないって見なされてしまうのかな〜
でも、リモートワークで働きたいという意思表示をすることって、事業方針や仕事内容を聞いたり、自分の得意なスキルをアピールすることと同じくらい、大切だと思うんですよ。
せっかく転職活動をしているのに、遠慮してリモートワーク希望を言い出せなかったりして、最後の最後でやっぱりうちの会社リモートワークできませーんみたいなことになったら時間もったいないじゃないですか。
リモートワークで働きたいという意思があるのなら、しっかり意思表示すること。
それで、嫌な顔されたり無理だと言われたら、条件が合わなかっただけなので、お互いこれ以上無駄な時間をかけずに済んでよかったと思えば良いのです。
私はちゃっちゃと切り替えて次々面接していたら、ちゃんと話を聞いてくれる会社とも巡り会えましたよ。
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だから今回採用する人は完全リモートワークではなくて、週1回だけリモートワークしてもらう形で考えてます。