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フリーランスとして独立する際にやるべきこと【退職前までに編】

脱サラしてフリーランスになると、変わることがたくさんあります。
月々の収入はバラバラだし、会社員のときは経理に丸投げしていた経費の計算や税金や年金の支払いなど、すべて自分で覚えて管理しなければなりません。

簿記の知識や経理に詳しい人であれば(あるいは詳しい人が近くにいれば)心配ありませんが、「全然わからないよー!(´;ω;`)」という人の方が多いと思うので、独立後「あれ…お金ない…(´;ω;`)ぶわっ」とならないようにしっかり準備をしておいた方がいいです。

…とは言っても何を準備しとけばいいのかもわからないものです。私もそうでした。
今回は、フリーランスとして独立する際に退職するまでに準備すべきことと、私が独立する際にこれやっておけばよかったー!というのをまとめてみました。
フリーランスになることを決めて、いざ退職するぞ!というときに、あれ?何しとけばいいんだろう?となった方は是非参考にしてください^^

退職後にやることはこちらにまとめましたので、参考にどうぞ!↓


退職する前にやっておきたいこと

1ヶ月の固定費を計算

毎月、自分の生活にいくらかかっているのか把握しておきましょう。
独立後、月々最低限いくら収入があればいいのかを測るラインになります。

  • 家賃
  • 水道代
  • 電気代
  • ガス代
  • 携帯代
  • 食費

退職する会社の最終給与日を確認しておく

会社によって、給与の支払いが当月払い翌月払いかが異なりますので確認しておいた方がいいです。

給与が当月払いの場合

一般的に、基本給は当月払い、残業代や交通費は翌月払いになります。
例えば、4月に入社したとして、4月分の給与が4月に満額支払われていたら、その会社は前払い制度ということになります。
その場合、例えば10月31日付で退職すると、10月分の給与は当月払いで10月25日に支払われることになるので、11月に支払われるのは残業代分(あれば)+交通費のみとなります。

給与が翌月払いの場合

単純にその月に働いた分を翌月支払うということになります。例えば、4月に入社したとして、4月分の給与は翌月の5月に支払われます。
なので、10月31日付で退職すると、10月分の給与は11月に満額支払われることになります。

給与が当月払いか翌月払いかで最終給与の支給日が1ヶ月異なることになるので、退職後1ヶ月は前職の給料をあてにしてたのに…ということにならないようにあらかじめ確認しておいた方がいいです!

退職後の年金・健康保険・住民税を計算しておく

会社員の場合は、社会保険(年金・健康保険)や住民税は、会社の経理課が計算をしてくれて、給与から毎月天引きしてくれていましたが、フリーランスになったらこれらの支払いを全て自分で管理する必要があります。
あらかじめ、それぞれ月ごと・年間でいくらかかるのかを確認しておきましょう。

国民年金

会社員は厚生年金という年金制度ですが、フリーランス(個人事業主)は国民年金という年金制度に加入しなければなりません。
2016年度の国民年金は、1ヶ月あたり一律16,260円です。

国民年金保険料って、いくら?|日本年金機構

健康保険

退職後の健康保険は、国民健康保険に切り替えるか、在職中の健康保険を任意継続するか選択する必要があります。

任意継続する場合の保険料は、在職中に引かれていた健康保険料のおよそ2倍になります。

国民健康保険の保険料は住んでいる市区町村の健康保険料率前年の所得によって算出されます。
1ヶ月あたりの保険料は以下のサイトより計算できるので、ぜひ確認しておくことをおすすめします。

国民健康保険計算機|全国の市区町村の国民健康保険料を自動計算できる

住民税

会社員の場合は、1年間の住民税を12で割り、1ヶ月分の住民税として毎月給与から天引きされます。これを特別徴収といいます。
ところがフリーランス(個人事業主)の場合は、4期(6月、8月、10月、翌1月)に分割して支払う普通徴収一括徴収かを選択しなければなりません。

ここで注意が必要なのは、住民税は1月1日から12月31日の所得に対して課税され、翌月の6月から徴収される後払い方式という部分です。
フリーランスになって前年度より収入が下がったとしても年度中は住民税額は変わらないので注意してください。

また、退職する月によって最後に天引きされる住民税額が異なるのでこちらも注意してください。
6〜12月退職の場合
退職月分の住民税が天引きされ、それ以降は個人で支払うことになります
1〜5月退職の場合
5月までの住民税を全額天引きされます。5月に退職する場合は5月分だけですが、1月に退職する場合は1〜5月までの金額が天引きされます。

事業用ドメイン・メールアドレスの取得

フリーランスで仕事をする際、メールアドレスが必要です。
Gmailを使っている人もいますが、あまりオススメしません。
なぜなら、Gmailを使っているフリーランスに対して、クライアントからの信用を得られない場合が多いからです。
名刺や各種書類(契約書や請求書等)にGmailのメールアドレスを記載するのは見栄えもあまり良くありません。
なので、この際独自のドメイン&レンタルサーバーを契約して事業ようのメールアドレスを作っておきましょう。

おすすめのレンタルサーバー

◆エックスサーバー
コントロールパネルが充実しているので、操作も簡単です。
ほとんど毎回「ドメインプレゼントキャンペーン」を実施しているので、ドメインとセットで契約できるのでお得だし、管理も楽でなのでオススメです!

◆ロリポップ
何より安いですw
コントロールパネルもシンプルでわかりやすいので、こちらも操作は簡単です。
使えるドメインも豊富なので、独自のドメインまでは取得しなくてもいいかも…という人にはオススメです。

開業届と青色申告承認申請書の提出

開業届と青色申告承認申請書もできることなら先に提出しておきましょう。
屋号付きの口座を作る際に開業届が必要になる場合があるからです。
しかも事業用口座って開設までに時間がかかる…なので先に開業届を出しておいた方が無難です。

ただし、開業年月日は基本的に未来日を記入できないので、退職日以降を開業年月日として申請したい場合は、退職後まで待ちましょう。
私は特に開業年月日にこだわりがなかったので、退職前の日にちで提出してしまいました。
開業届と青色申告承認申請書の書き方については、詳しくまとめてあるのでこちらの記事を参考にどうぞ!↓

事業用の口座を開設しておく

事業で使う銀行口座を開設しておきましょう。
基本的に、他の生活費や個人で使っているカードとは分けて、事業専用の口座を作った方がいいです。
以下の記事を参考にどうぞ↓

個人事業用の口座の開設は審査等が入るため、長い開設までと2週間近くかかります。
退職前に作っておきましょう。

クレジットカードを作成

個人事業主になると、クレジットカードが簡単に作れなくなります。
会社員時代は、あんなにゴールドカードへの切り替えの案内が来てたのに…(´;ω;`)

なので、会社員のうちに作成しておくことをオススメします。
できれば、事業用の口座が開設次第、事業専用のクレジットカードも作っておくと、会計記帳が楽になります。

残っている有給休暇を取得する

有給休暇が残っているなら取得できるよう調整しましょう。
日本人の有給取得率低いですもんね。
会社に申し訳ないから…とかなんか言い出しにくい…という理由で遠慮する人って多いですよね。

でも、独立前は色々準備が必要だし、給料が出ているうちに自由時間ができるとだいぶ楽ですよ。
私は、退職月の最後、残っていた有給休暇を全部(15日)取得しました!ᕙ( ˙-˙ )ᕗ
もちろん全力で最後の仕事を終わらせました。

残っている仕事を放り投げて有給休暇を取得するのはどうかと思いますが、しっかり仕事を終わらせた上でならなんの問題もないはずです。
そもそも有給休暇は社員の権利なので、会社にそれを拒否する権利はないのです。

なので、しっかり仕事を終わらせて有給休暇を取得するために、逆算して考えておかなければなりません。
引き継ぎの日数と残っている有給休暇日数を踏まえて、退職日を決めるのがベストです!

以下のサイトが大変参考になりましたので是非!
退職前の賢い有給消化マニュアル

まとめ

会社を退職した次の日から、フリーランスは自分で稼がねばなりません。
新しい仕事や慣れない帳簿と格闘する日々が待っています。

退職までにできることはやっておくことで、スムーズにフリーランスとしての仕事をスタートしましょう٩( ᐛ )

★退職後の流れについてはこちら↓

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